【腸活】腸から健康を見直そう
腸活・・・この言葉はここ数年で当たり前のように聞かれるものになりましたね。もともと、腸活には興味があり、独学の範囲内で勉強をしていた時期もあったのですが、ちょうど先日、腸活Zoomセミナーにも参加させていただき学びを深めました。
それをきっかけに、腸に良い植物ということで調べてみたところ1つ紹介したいハーブがあるので、その前段階として今回の記事では腸についての基本的なことをまとめようと思います。紹介したいハーブについてはまた改めて記事にまとめます。
美容、健康を意識する人たちから注目を浴び続けている”腸”。そして、その腸の内側「腸内フローラ」の世界の旅へGo〜!!
腸は消化吸収、そして免疫機能の大事な担い手
腸は食事で通った食物を、主に十二指腸・小腸で消化吸収し、大腸で便を作って不要なものを排出する役割を持っています。
また、腸には全身の免疫細胞の6〜7割が集中しており、腸は免疫機能を正常に働かせるためにも重要な臓器といわれているのです。腸が良い状況であると、免疫機能がきちんと働くことで、病原体や有害物質から体を守ってくれます。逆に、腸に不調があると免疫が低下して風邪や病気にかかりやすくなったり、免疫が過剰に働いてアレルギーや自己免疫疾患等を引き起こしたりすることになります。
腸脳相関関係
そして、こうした腸の働きをコントロールしているのは自律神経です。(ちなみに、自律神経についての詳細は過去の投稿をご覧ください。)
過剰なストレスを受けると、その刺激が脳に伝わり自律神経のバランスが崩れて、下痢や便秘などの腸の不調が起こることになります。ただし、腸と脳の関係は一方的ではなく、腸に不調があるとその情報は神経系を返して脳に伝わり、腹痛や不快感とともに抑うつや不安など感情の変化も引き起こします。このように、腸と脳は密接に関係しており腸脳相関と呼ばれています。心の健康を保つためにも、腸は重要な役割を果たしているのです。
腸内細菌のバランスと多様性
腸が全身の健康に関係することが明らかになるにつれて、その鍵を握る存在として注目されるようになったのが「腸内細菌」です。私たちの腸にはおよそ100兆5000種類以上の腸内細菌が住み着いています。これを「腸内細菌叢」といい、腸壁の粘膜に生息してお花畑(flora)のように見えることから「腸内フローラ」とも呼ばれています。
腸内細菌には大きく分けて、

✔️体にプラスの働きをする善玉菌
腸の運動を促し、消化・吸収を促進する、ビタミンや酪酸、乳酸、酢酸など体に有用な物質を合成する、免疫力を高めるなど健康維持に役立つ働きをする。
➡︎ビフィズス菌、乳酸菌(フェーカリス菌、アシドフィルス菌)など
✔️体に悪影響を及ぼす悪玉菌
増えすぎると腸内環境を悪化させ、病気や老化の元となる毒素や発がん性物質を作りだす。
➡︎病原性大腸菌、ウェルシュ菌、ブドウ球菌など
✔️そのどちらでもない日和見菌
善玉菌にも悪玉菌にもなり得る菌。普段は悪さしないが、体調を崩すと悪玉菌に加担する。
➡︎バクロテロイデス(無毒株)、連鎖球菌、大腸菌(無毒株)など
の3種類があります。
善玉菌に対し悪玉菌は悪者扱いされがちですが、健康維持するために必要な役割も果たしており、あくまでバランスよく腸内細菌していることが重要です。また、腸内細菌は多様性が種類が多いことも重要です。多種多様な菌が共生することで、一部の細菌がダメージを受けても他の細菌が協力することで腸内環境を良好に保ちます。このように、腸内細菌のバランスが良く多様性に富んでいる状態のことを腸内環境が良い状態といえます。
腸内環境チェックリスト
□肉食中心、野菜をほとんど食べない
□揚げ物など脂っこい食事が多い
□同じメニューを繰り返し食べることが多い
□早食いで、あまりよく噛まない
□食事の時間が日によって大きく異なる
さて、皆さんいかがでしょうか、、、?
腸内環境は便でもチェック

さらに、腸内環境の状況は、毎日の便をチェックすればほぼわかります。なめらかなバナナ状で臭いの強くない便が出ていれば腸内環境は良好といえます。一方で、腸内環境が乱れてくると、固くコロコロした便やゆるい液状の便が出たり便の匂いがきつくなったりします。お腹が張ったりおならが増えるのも、悪玉菌が増えている証拠です。悪玉菌が腸内で増えすぎてしまうと、体にとって有害な物質を作り出し、下痢や便秘病気などを引き起こします。日和見菌は善玉菌、悪玉菌のうち優勢なほうに味方するので、常に腸内細菌を善玉菌優位の状態に保つことが大切です。
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ということで、今回はここまでにしておきます。
自分の腸内環境の状況を知ったうえで、次回の投稿はどう対策したら良いか?
そして、私のほうから紹介したいハーブについてご紹介させていただきます。
では、また^^
【参考文献】
*日本メディカルハーブ協会2021春号ジャーナル
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