香りを使ったセラピー

アロマセラピー(Aroma therapy)とは、植物の香り(芳香成分=精油)を使って心身の不調を癒やし、健康維持や美容に役立てる療法(=セラピー)のことをいいます。

ここ近年で広がったアロマセラピーという言葉ですが、香りそのものを使った治療は、すでに、はるかはるか数千年前から始まっていました。

古代エジプトで、紀元前3000年頃に最古のピラミッド建設をした建築家であり、医師でもあったイムホテップは、植物から取った油や膏薬を使っていました。

他にも、ミイラを作るためには防腐剤の役割として、死者への葬いの意を込めて、没薬(ミルラ)が、イエスキリストが産まれたばかりの幼き頃に選んだと言われている乳香(フランキンセンス)は薫香として使われていました。

アロマセラピーのはじまり

アロマセラピーの父、1920年代頃に活躍したフランス人科学者ルネ・モーリス・ガットフォセは、化粧品の実験中にやけどを負いました。そばにあったラベンダーの精油に手を浸したところ、やけどは跡も残らずにすっかりと治っていたそうです。この経験を基に、彼は精油の研究を始めました。

この影響もあり、フランスの軍医ジャン・パルネ医師は、1964年に『アロマテラピー』という本を出版。また、ガットフォセの弟子であったマルグリット・モーリー夫人が精油とマッサージを結びつける方法を英国に広めました。現在、心身を総合的に捉え、健康を維持する見地で精油を使う「ホリスティックアロマセラピー」の概念が浸透しています。

私が勉強してきたアロマセラピーというものもホリスティックアロマセラピーであり、リラクゼーションが目的です。

精油が心身に働くしくみ

(1)鼻→脳

香りは小さな分子として空気中に飛散しています。鼻から吸入した時、香りは鼻のつけ根辺りにある嗅粘膜に溶け込み、香りの分子は電子信号となり、大脳の中心部にある大脳辺縁系に伝えられます。この時に香りを感じます。辺縁系から大脳皮質に、さらに視床下部や脳下垂体へ伝わり、ホルモン系、自律神経系、免疫系の働きを調整しています。

(2)鼻→肺


香りの分子は呼吸によって、鼻や口から喉を通り、気管や気管支、肺へと入り、粘膜から血管壁を通って吸収されます。最終的に香りの分子は各器官や組織で分解され、体外に排出されます。そのため副作用はほとんどありません。

(3)表皮→皮下組織


精油を植物油や水で希釈して、肌に用いる場合(=トリートメント)のメカニズム。皮膚や表皮・真皮・皮下組織に大きく分けられ、精油は、下の方の組織まで浸透します。スキンケアに使うことで、精油の働き(抗菌作用、抗酸化作用=老化防止作用)が肌や体全体に働きかけるため、内側から肌を美しく保つことができるのです。

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新潟駅近・女性専用プライベートアロマリラクゼーションサロン "Aromatique GARDEN NOTE" のセラピスト。アロマセラピー・ハーブ・食事などといった点からの情報を発信中☺︎オーガニック・エコに関する分野が得意です。
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