夏が終わるとそろそろ冷え性対策

ブログを書いている今日は、なかなか暑いですが、ここ最近は涼しい日も増えてきましたので、皮膚の温度や体温などについて書いてみます〜^^
皮膚の温度は、気温や風の影響など、外の環境によって簡単に変わるので、手足が冷たいイコール必ずしも体温が低いことを意味しません。寒いところでしばらく活動や作業をしていたら手足が冷えるのは自然なことです。
一方で、深部の体温(核心温)は一定範囲内に保たれていますが、計測のしやすさから脇の下や口で測ることが多いです。(赤ちゃんは直腸で測ると正確と言われているようです)ただ、核心温は皮膚温度よりも約0.4〜0.8度高めと言われています。ちなみに、おでこの皮膚温度は核心温に比較的近いと言われており、おでこに手を当てて発熱の有無を確認することも多いですね!
ではでは、自分のことを冷え性と思っているあなたは、ほんとに体温が低いのでしょうか・・・???
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体温は視床下部という脳の部分が調節しています。
エアコンの設定温度のように、視床下部にも「セットポイント」と言う基準値があります。体温がセットポイントからずれると、元の温度に戻すよう視床下部が体に命令を出します。体温を下げるときは、皮膚の血管を広げ発汗して熱を逃します。呼吸を頻繁にした場合にも熱が逃げます。(汗をかかない犬は暑い時に舌を出しハァハァして体温を逃していますね)
逆に、体温を上げるときは震えるなど骨格筋を動かし、熱を生み出します。骨格筋には体内の熱を作ると言う重要な働きもあリマス。さらに、アドレナリンなど体温を上げるホルモンも働きます。そして食事をすると栄養代謝する肝臓の働きで特にタンパク質から大きな熱が生まれます。(食事性誘発性熱産生「DIT」という言葉を聞いたことがある方もいるかもしれません)

これらのことから、これからの季節、冷え性だなと自覚のある方は熱が逃げないよう、肌を出さない服を着てゆったり呼吸をしましょう〜◎!また、体温を上げるには日ごろから筋肉を鍛えて筋肉量を増やし、寒ければじっと丸まるのではなく、少し体を動かすとおまけに気分もシャキっとしますね。
また、タンパク質を含めた食事をきちんとするが基本です。タンパク質の摂取量は自分の体重×1〜2倍のグラム数が必要と言われていますが、多くの方は足りていないと言われています。基本は食事から、また、場合に応じて良質なサプリメントを取り入れるなどの選択も必要かなと思います。
最後に、いつもブログを書いていて思うことは、何か1つテーマを決めて書いていても、結局のところ大事なのは、食事、睡眠、運動、ストレスをためない生活など、当たり前のことが総合的にバランスよくできているかだなあって思います。
私は、健康になるために近道や何か良いテクニックなんてないと思っています(え?って感じですよね)あったとしても、流行でしかないかなあって思います。(だから新しい何かを情報収集するときは、かなり疑いの目を持ちながらちゃんと調べます。調べて良さそうだったら信じます♪)
健康へは・・・当たり前のことをコツコツ継続できるかどうか・・・それに尽きるかなあって思います。そして、それがなかなかできないからこそ人は悩むと思いますし、悩むということは未来を良くしたいと願っているからこそだと思います。
ですので、「悩む」というスタートラインに立ったとしたならば、小さいことを実践に移して、継続していくことが大事なのではないかなあと思っています。
私は、その中で「アロマトリートメント」という手段によって、皆さんのお手伝いが少しできたら良いなあと思っていますので、その手段は皆さんに合うものであれば、なんだって良いのではないかなあと思います!(変なものには引っかからないでね笑)
自分の信じた道を進んでいきたいですよね^^
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